【沖縄】伐採と剪定の違い・伐採業者の依頼にかかる費用相場

伐採とは

チェーンソーなど専用の機械を用いて、木を1本丸ごと根本から切ることを「伐採」といいます。

また、丸太を生産するために、森林の木竹を切り倒すことを「森林伐採」といい、人工林の増えすぎた木を切り倒していくことを「間伐」、あるいは「除伐」といい、作業工程によっていい方が変わります。

剪定とは

要らない枝や葉を切って、フォルムやバランスを整え、花や実の成長を促したりすることを「剪定」といいます。また、葉や枝を剪定することにより、害虫が発生する原因も防ぐことができるので、一般家庭の庭木でもよく剪定は行われています。

つまり「剪定」とは主に木の美しさや健康を保つために、お手入れをすることを指します。

伐採と剪定のタイミングも異なる

意味や目的が異なれば、それぞれを行う最適なタイミングも違います。

伐採は、林業であれば材木や丸太の生産を目的として木を切り、街路樹や庭木の伐採は、取り除くために切るため、基本的にどのタイミングで行っても問題はありません。

一方、木の成長を促進させたり健康を守ったりする目的の剪定は、庭木や樹木の種類によって行うタイミングは異なります。

業者選びも慎重に

見積り時にやたらと作業箇所を増やされた、一般的によく知られている樹木なのに適当な剪定で枯らされた、などあまり信用がおけない業者も存在します。

選ぶポイントとしては、作業実績が豊富であるということです。このような業者は、様々な樹木を扱ってきたため知識と経験が豊富で、あまり知られていない樹木でも適切な判断で伐採・剪定を行ってくれるでしょう。

依頼をする際に、伐採・剪定をしてもらいたい樹木を過去に対応したことがあるのか、などしっかり確認しておくと安心です。

大木や高木の伐採をメインに行う業者の計算方法①

計算式：「樹木の高さ」×「工事費」×「危険性」＋「プラスアルファ」＝見積り費用

樹木の高さ	20mの高さであれば「20」
工事費	伐採・運搬費用込みの金額、相場は10,000円前後
危険性	電線・住宅など障害物による危険性「0.5～2.0」で表記される
プラスアルファ	人件費・重機などが通常作業より増える場合にかかる

上の表をもとに、式に当てはめてみると
20m（高さ）×10,000円（工事費）×1.0（危険性）＝20万円
と算出することができます。

危険性に関しては、想像がしにくいですが、基本的には以下のような立地条件が揃うと0.5（最も低い数値）になります。

• 伐採する木の周りに障害物がないこと
• 自由に作業者の出入りが行えること

費用を足していく計算方法②

必要な項目の金額を足していき、伐採費用を算出する方法です。

一般的なケースを以下の表にまとめました。

抜根	4,000円／本	幹回り30cm程
高木伐採	10,000円／本	3m以上の木
大木伐採	15,000円／本	幹回り1m程の木
庭木処分	2,000円／本	3m以下の木の伐採・運び出し
搬出・運搬	3,000円／本	切り倒した木をトラックで運搬
クレーン車	50,000円／日	木を吊る・支える、運搬
処分	5,000円／台	軽トラック1台分の葉や枝の掃除・処分

ポイントとしては、高さ3m以内の木ならクレーン車などの重機を用いることなく手作業で行うことができるため、1本あたり約10,000円程度で収めることができます。

また、クレーン車などの費用は1日単価になるため、クレーン車などの重機が必要な場合はまとめて伐採を依頼することで費用も安く収めることが可能になります。